
「細菌性膣炎の改善には乳酸菌が効果的!」
「中でも、デーデルライン桿菌と呼ばれるラクトバチルス属の乳酸菌が細菌性膣炎の再発を防いでくれる!」
などは、女性の間で知られていることですが、乳酸菌ってどの位摂るとよいのでしょうか。
細菌性膣炎を改善するために必要な乳酸菌の量をご存知でしょうか。
乳酸菌をサプリやヨーグルトで摂る場合は、毎日摂る必要があるので摂る分が無駄にならないためにも効果の高い方法で飲むのがいいに決まっています。
今回は、乳酸菌を使って細菌性膣炎の再発を予防したり、症状の改善にためににどのくらいの乳酸菌を摂るといいのかをご紹介します。
1日に必要な乳酸菌サプリの量は〇〇億個
乳酸菌を数多く摂るにはなんといっても、断然サプリで摂る方が効率的なのでおすすめです。
乳酸菌サプリの商品を見ても乳酸菌の個数の表示はバラバラ…
多いものもあるし、少な目かなと思われるものもあり、量だけでもどれを選んだらよいのか分からなくなります。
その上配合されている乳酸菌の種類も実にたくさんあって、これもどれを選んだらよいのか迷いますよね。
選ぶときには含まれている乳酸菌の種類や乳酸菌の数量の表示も良く見て選ぶことをおすすめします。
・1日に必要な乳酸菌の量
乳酸菌はあくまで食品の一種であり、免疫との関係などの研究は日が浅いこともあってどの位の量を摂ればいいのかは、きちんと科学的根拠が提示されているわけではありません。
ロシアの微生物学者のメチニコフ博士がブルガリアで長寿者を調査したときは、一つの目安として1日300~500gのヨーグルトを摂ることをすすめました。
ヨーグルト500gにはどの位の個数の乳酸菌が含まれているのでしょうか。
ヨーグルトは、1mlあたり1000万個以上の乳酸菌が含まれることが省令(通称、乳等省令)で決まっています。
ヨーグルト500gは500mlとして、この中には50億個以上の乳酸菌が含まれている計算になります。
なので、乳酸菌サプリを摂って何は効果を期待する場合は、最低でも30~50億個以上の乳酸菌を1日に摂る必要があります。
・改善したい症状や乳酸菌の種類によっても個数は違う
乳酸菌の個数が大ければ多いほど、腸周辺の免疫細胞が活性化されますので、菌数は多いほど効果的といえそうです。
乳酸菌の種類によっては、胃酸などへの耐酸性や腸内での定着性も異なりますので菌数と効果についても違いが出てきます。
また、改善したい症状によっても必要な菌数は違ってきます。
イタリアのギオンチェティという学者は、潰瘍性大腸炎の患者さんに1日2兆個の乳酸菌サプリを摂ってもらい症状が改善したという報告もあります。
過敏性腸症候群との関係もあるといわれているリーキーガット症候群に詳しいDr.Axeのサイトでは、、プロバイオティクスが豊富に含まれる食品と乳酸菌サプリを合わせて毎日500億個摂ることが必要とされています。
研究事例から見る細菌性膣炎の場合の乳酸菌の量
細菌性膣炎の場合、効果が得られるにはどの位の乳酸菌の量が必要なのでしょうか。
研究事例をご紹介します。
<研究内容>
細菌性膣症とカンジダ膣炎を繰り返す女性46人にアシドフィルス菌の入ったヨーグルトを毎日150ml食べてもらい膣内の細菌バランスがどう変わるかの実験をしました。
その結果、膣内細菌バランスは改善され細菌性膣症とカンジダ膣炎が治ってきたとのことです。
この研究事例ではヨーグルト150mlですから、乳酸菌の量にすると15億個以上の計算になります。
意外と少なくても効果は期待できるようですね。
アシドフィルス菌が配合された乳酸菌サプリは何点かありますが、全体の量から「乳酸菌革命」をおすすめします。
「乳酸菌革命」にはアシドフィルス菌をはじめ、3大乳酸菌といわれるビフィズス菌、ガセリ菌、ラブレ菌など16種類の乳酸菌が配合されています。
その量は1粒に500億個、1日2粒の目安ですので1000億個の乳酸菌を効率的に摂ることができます。
「乳酸菌革命」については、こちらの記事も参考になります。↓