乳酸菌サプリはどれを選んだらいいののか分からないくらいたくさんありますが、共通的に言えることは「腸内環境を改善して下痢や便秘などを改善する」です。
でも、配合されている乳酸菌を適切に選べば細菌性膣炎対策にも効果があるといわれています。
話題の乳酸菌「ビフィーナS(スーパー)」はどうなんでしょうか?
ビフィーナSの特徴、細菌性膣炎の原因や改善方法などについて、ご紹介します。
ビフィズス菌、アシドフィルス菌他が生きたまま腸に届く!
ヘルスエイド「ビフィーナS(スーパー)」は、森下仁丹(株)が製造・販売する乳酸菌サプリで、機能性表示食品として消費者庁に届けられています。
ビフィズス菌は酸や酸素に弱いため、独自技術によって開発された胃酸で溶けないカプセルが使用されています。
このため、ビフィズス菌、アシドフィルス菌が生きたまま腸まで届きます。
届けられている機能表示は、次のとおりです。
「本品には生きたビフィズス菌(ロンガム種BB536)が含まれます。
ビフィズス菌(ロンガム種BB536)には腸内フローラを良好にし、便通を改善する機能があることが報告されています。」
・ビフィーナSにはどんな乳酸菌が含まれているの?
この商品には生きたビフィズス菌(ロンガム種BB536)の生菌が50億個が1包の中に含まれています。
機能表示としては、この菌がメインとなって腸内フローラの状態を良好にして、便通を整えるとしています。
その他にアシドフィルス菌、ガセリ菌も含まれており、これらは合わせて1包あたり10億個含まれています。
このビフィーナSに配合されている生菌が、細菌性膣炎の改善に役立つというのは本当なのでしょうか?
細菌性膣炎はなぜ発症するの?
おりものやおりものの臭いが生臭くでつらい細菌性膣炎が発症する原因はどんなもの?
「免疫力の低下や、善玉菌が減ったときは要注意!」
細菌性膣炎は腸や膣内にごく普通に常在している悪玉菌が、膣内で過剰に増殖することによって引き起こされます。
なので、誰もがいつかかってもおかしくない病気ともいえます。
膣内で過剰に増殖する細菌は、疲れやストレスなどで免疫力が落ちてしまうと増殖してしまい、魚のような生臭いおりものなどの症状が出てしまいます。
また、以下のような場合も膣内環境を酸性に保っている善玉菌が減少してしまい、悪玉菌の増殖を抑えきれず細菌性膣炎を発症してしまうことがあります。
・風邪などで抗生物質を使う
抗生物質は善玉菌も殺してしまいます。
・妊娠中
ホルモンバランスの変化により、膣内の酸性度合が低下します。
普段は善玉菌が細菌性膣炎の原因菌を抑えてくれる
細菌性膣炎の原因となる大腸菌、連鎖球菌、ブドウ球菌などの菌は善玉菌と一緒にバランスを取って共存しているため、普段は善玉菌の働きによって悪玉菌の活動は抑えられています。
善玉菌の一つとしてアシドフィルス菌やロイテリ菌などがいて、膣内細菌の悪玉菌の活動を抑えています。
ですが、これらの善玉菌が減ってしまうと、悪玉菌が過剰に増殖して不快な症状を引き起こしてしまいます。
腸内環境が悪化して腸内フローラのバランスが悪化して悪玉菌が増えるとデリケートゾーンから原因菌が移行してしまう可能性もあります。
細菌性膣炎の改善方法は?
細菌性膣炎の原因菌は、もともと体の中に棲みついていたものだったのです。
健康な状態では、症状を引き起こすことはないのですが、免疫力の低下や腸内・膣内環境が悪化があると起こってしまうのです。
免疫力をアップし腸内や膣内の環境を整えるには、食生活の改善をする必要があります。
食べ物を摂って善玉菌を元気にして、腸内環境を良くするには、善玉菌が喜ぶ水溶性食物繊維やオリゴ糖などを積極的に摂るようにします。
でも、食生活だけで善玉菌を元気にするには難しいもの。
そこで使うことをおすすめするのが「乳酸菌サプリ」です。
免疫力をアップさせて、細菌性膣炎を防ぐには腸の善玉菌が元気になるという条件を満たした乳酸菌サプリを選んでくださいね。
ビフィーナSは細菌性膣炎の対策になるの?
ビフィーナSは腸の善玉菌を元気にすることができ、細菌性膣炎の改善に有効なのかをみていきましょう。
ビフィーナSに含まれるビフィズス菌ロンガム種を2週間摂取したところ、腸内の善玉菌であるビフィズス菌が増加したことが報告されています。
なので、細菌性膣炎の改善・予防に向いていることが分かりました。
ビフィズス菌とガセリ菌の働き
ビフィーナSに含まれているビフィズス菌ロンガム種BB536 は、成人の腸内にいるビフィズス菌の中で良く働くものとして選らばれています。
このビフィズス菌が生きたまま腸まで届き、乳酸だけでなく酢酸も産生するため腸内環境を整えます。
腸内環境は酸性に傾くため悪玉菌の増殖を防ぎ、善玉菌が優位になるため腸内環境が良くなります。
また、配合されているガセリ菌は小腸に長く留まることができる特徴があり、善玉菌として腸内フローラのバランス改善に役立ちます。
アシドフィルス菌は細菌性膣炎の原因菌を抑える
ビフィーナSには、ビフィズス菌、ガセリ菌の他にアシドフィルス菌も含まれています。
アシドフィルス菌も腸内や口腔、膣内などにもともと常在する乳酸菌で、腸内や膣内を酸性に保って悪玉菌が増えるのを抑える働きをしています。
また、アシドフィルス菌も悪玉菌を減らす働きがあるので、腸内環境を整え免疫力を高めるように働きます。
ビフィーナSに含まれる3つの菌、ビフィズス菌、ガセリ菌、アシドフィルス菌の働きによって細菌性膣炎の原因となる悪玉菌の活動や増殖が抑えられるのですね。
さらに免疫力がアップすることでも、細菌性膣炎の発症を予防することができます。
ビフィーナSで細菌性膣炎を改善するため更にすること
ビフィーナSを摂取すると細菌性膣炎の改善につながりますが、それだけは十分でありません。
日常生活では次のようなことにも注意しましょう。
・洗い過ぎに注意
臭いなどを気にして膣内を洗い過ぎると、中の善玉菌も洗い流してしまいます。
そうなると膣自身の自浄作用が落ちてしまうので、悪玉菌が増殖する原因となってしまいます。
シャワーなどの使い過ぎを避けつつ、おりものシートや下着をこまめに交換して清潔にしましょう。
・蒸れに注意
下着は通気性の良い綿などの素材をものを使い、蒸れないようにします。
・ストレスを上手に発散する
ストレスがかかり過ぎると免疫力が低下します。
軽い運動をして心身を休めたり、自分の好きなことをやるなどしてストレスを和らげましょう。
・食生活の改善
腸内環境を整えるには食生活もきちんとすることが必要です。
不規則な食事や暴飲暴食をしていると、食物繊維が不足しがちになり、腸内環境も乱れてきます。
そうなると悪玉菌が優位になってきて、細菌性膣炎を改善する善玉菌も減ってきます。
食生活をきちんとして、栄養豊にすることも細菌性膣炎の予防のためには必要なことです。
それが、乳酸菌サプリ、ビフィーナSを摂ることにつながります。