細菌性膣炎とカンジダ膣炎との違いは何、どうすれば治るの?

細菌性膣炎とカンジダ膣炎との違いは何、どうすれば治るの?

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細菌性膣炎とカンジダ膣炎の違いは何なのという質問をよく見かけます。

中には、細菌性膣炎とカンジダ膣炎との両方にかかって悩まされている方もいます。

細菌性膣炎とカンジダ膣炎は、両方とも身体に常在している細菌が膣内で異常に増殖したために引きこされる膣炎です。

また、どちらもおりものが増え、かゆみを感じるというところも似ています。

両方とも同時にかかっている人や、時期はずれるが両方ともなり易いという人はこれらの膣炎が似ているため、改善の方法や普段の注意点などが混乱してしまうのではないでしょうか?

しっかり治療するためには、これらの違いを知って症状に対応する治療をしなければ治りません。

今回は、膣炎をしっかり治療するために細菌性膣炎とカンジダ膣炎の違い、どのようにすれば症状の緩和や予防につながるのかをご紹介します。

●細菌性膣炎とカンジダ膣炎とは何がどう違うの?

膣内にはデーデルライン桿菌と呼ばれる乳酸菌が棲んでいて、膣内のグリコーゲンを分解して乳酸を産生しています。

このため膣内は酸性になっていて、雑菌の侵入や膣内悪玉菌が増殖できないようになっています。

これを膣の自浄作用と呼んでいます。

ところが、精神的なストレス、女性ホルモンの変化、免疫力の低下などがきっかけで、膣の自浄作用が低下してしまうことがあります。

・原因菌の違い

膣内がこのような状態のとき、どのような菌が過剰増殖するかで細菌性膣炎になるか、カンジダ膣炎になるかが決まります。

<細菌性膣炎>

大腸菌やブドウ球菌、レンサ球菌など一般的な細菌が膣内に繁殖することで起こります。

どの菌かは特定できず、複数菌の感染として起こります。

<カンジダ膣炎>

真菌であるカンジダ菌が過剰繁殖することで起こります。

細菌性膣炎にかかったことのある人は発症のリスクが高いといわれています。

・症状の違い

どんな菌が過剰増殖したかは自分では分からなく、婦人科に行って菌を調べてはじめて分かります。

ところが症状は自分が一番分かるものなので、症状の違いをつかめば細菌性膣炎なのかカンジダ膣炎なのかが分かってきます。

<細菌性膣炎>

灰白色のサラッとしたおりものが増加します。

おりものは魚が腐ったような生臭い臭いがします。

人によっては、かゆみや排尿時にしみるような感じがします。

<カンジダ膣炎>

白色のカッテージチーズ(ヨーグルト状、酒かす状)のような おりものが増えますが、臭いはほとんどありません。

我慢できないようなかゆみを感じたり、デリケートゾーンが赤くなったり腫れたりします。

●細菌性膣炎の治療方法

症状などから細菌性膣炎かなと思ったら、婦人科に行って治療を受けることをおすすめします。

細菌性膣炎と診断されたら、膣内洗浄をしたうえメトロニダゾール(商品名:フラジール膣錠250mg)第一選択薬として処方されます。

1週間程度の処方になりますので、寝る前にご自身で膣内のできるだけ奥に挿入します。

●カンジダ膣炎の治療方法

婦人科でカンジダ膣炎と診断されたら、膣内洗浄をしたうえクロトリマゾール膣錠又はオキシコナゾール膣錠などが処方されます。

膣錠によってカンジダ菌を抑えます。

膣錠は1度入れると1週間効果が続くものと毎日寝る前に自分で膣内に入れるタイプの2種類があります。

再発の場合は、カンジダ菌を殺す成分「イソコナゾール」「オキシコナゾール」「クロトリマゾール」「ナイスタチン」「ミコナゾール」などが配合された市販薬もあります。

細菌性膣炎の場合は、再発の場合でも膣錠に相当する市販薬はありませんので、このところも違う点です。

●細菌性膣炎とカンジダ膣炎との違いまとめ

細菌性膣炎とカンジダ膣炎との違いがお分かりいただけたでしょうか。

両者は原因となる菌が違うので、おのおの異なる治療法が必要です。

「フェミニーナカンジダ膣錠」が市販されて手に入れやすいからと言って、細菌性膣炎の症状に使用しても効果はありません。

細菌性膣炎もカンジダ膣炎も適切な治療をしなければ、なかなか治りにくく再発しやすい病気です。

日頃から次のような予防が必要です。

・デリケートゾーンを洗い過ぎない

細菌感染を防ぐためにデリケートゾーンを良く洗いたくなるのですが、洗い過ぎは膣内の善玉菌も洗い流されて自浄作用が低下します。

入浴時に刺激のすくない石けんで軽く洗うか、お湯だけで洗い流すだけで十分です。

・デーデルライン桿菌の入った乳酸菌を摂る

膣内はデーデルライン桿菌と呼ばれる乳酸菌がいるために、自浄作用が働き細菌性膣炎やカンジダ膣炎の過剰増殖が抑えられています。

細菌性膣炎やカンジダ膣炎の場合は、デーデルライン桿菌が減少していて自浄作用が低下している状態ですので、これらの乳酸菌を補ってやることが必要です。

デーデルライン桿菌の一つに比較的入手しやすいアシドフィルス菌があります。

アシドフィルス菌が入ったヨーグルトや乳酸菌サプリを摂ることもおすすめします。

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